小林英治建築研究所
建築物
辰野の家
1986年 長野県下伊那郡辰野町
木造平屋127.20m2 (38.47坪)

【施主のコメント】
我が家は築20年になろうとしている田園の中にある木造平屋の和風住宅です。家族構成は夫婦と娘二人の4人で、休みの日は、畑や庭作りで疲れればビールを片手に濡れ縁で日向ぼっこをしています。家に合った手作りの自然風の庭を目指して、もう10年以上も苦労しています。
ごく普通に長年住んでいるが和風のせいか、設計者のせいか古さは感じません。畳やフスマを張り替え、建具の調整などすればまだ何十年でも住めそうです。平屋は住みやすい。いろいろな所に職人の技が目に付くこの和風住宅を気に入っています。

最近の一般住宅から比べると不便な面もありますが、和風住宅独特の光と陰が生み出す翳りの部分は、落ち着いた生活スタイルも生み出すことでしょう。日中は障子戸を全開にすれば、光と一緒に手作りの庭と田園風景が目に飛び込んでくる、この自然との一体感が何とも言えない気分です。田舎に住んでいて良かった。そろそろ草刈の時期かな・・・・。

【掲載誌】
住まいのくらしシリーズNo.28
住宅建築2004年7月号
辰野の家
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