石南亭 1982年 長野県諏訪郡富士見町
木造2階建て86.28m2 (26.09坪)
【掲載誌】
新建築8308 1983年
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【建築家のコメント】
長次郎の黒楽茶碗に惹かれて真っ黒に塗装した山荘です。五正色の黒は北を表し、冬を意味しています。黒茶碗に緑の茶を入れた図は、冬枯れの野に萌え出る若草の緑を見付けた思いなのでしょうか。ここでは冬枯れの雪原に建つ黒い塊として、この石南亭をイメージしています。敷地の傾斜地を利用して左右二つのブロックに分け各々は1mの高低さをつけ、その中間に玄関及び光庭というガラス屋根だけを架けたスペースで繋いでいます。
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